パソコンを選ぶときのCPUの決め方と、用途別のおすすめCPUスペック
パソコンを選ぶときに、まず気になるのは、
「どのCPUを選んだらいいのか?」
ということではないでしょうか?
そこでまず、そもそもCPUはどのような役割を果たすものかを説明したいと思います。
CPUの役割
CPUはセントラル・プロセッシング・ユニットの略で中央演算処理装置とも呼ばれていて、パソコン全体の処理や計算を行う部分に当たります。
つまり、CPUの性能がパソコン全体の性能に直結していると考えても良いと思います。
たくさんの処理を行う部品でありますので、そこから大量に熱を発しており、これをうまく逃がしてやらないと熱がこもってパソコン自体が壊れてしまう可能性があります。
それを防ぐために内部にクーラーやファンが置かれていることが多いです。
パソコン仕様のプロセッサ部分を見る
CPUはパソコン仕様のプロセッサ部分を見ればどのような種類や能力の物が使われているのかが、分かるようになっています。
たとえば「Intel(R) Core(TM)i5CPU 2.40GHz」というような形で書かれています。
CPUを選ぶ際に、まず注目してほしいのが、後半の「2.40GHz」という部分です。
これはクロック数と呼ばれるもので、この数値がCPUの能力、即ち性能を表しますので、これが高いほど性能が良いCPUということになります。
CPUを選ぶときは用途をハッキリさせてから
CPUを選ぶ際に重要なのは、パソコンを、どのような用途で使いたいのかをはっきりさせておくことだと思います。
たとえば、主に動画編集に用いたり、グラフィック・動画系のパソコンゲームで遊んだりするのに使っている場合は、高性能のCPUが必要です。
逆にインターネットを調べ物やメールなどに使うだけで、文章作成や表計算ソフトを中心に使っている場合は、それほど高い性能のCPUは必要ありません。
高性能CPUほど発熱量や消費電力が高くなることに注意
基本、高性能のCPUを選ぶ際にパソコン本体に関して、かなり制約が多くなることに注意が必要です。
CPUの性能が高いほど発熱量が多くなりますので、ノートタイプ・デスクトップタイプ共に、大型のタイプのパソコンしか選べません。
ノートパソコンでもA4サイズが中心で、かなり持ち運びにくいので不便だと思います。
また、ノートパソコンの場合、高性能のCPUだと消費電力も高くなりますので、バッテリーの駆動時間も短くなってしまいます。
なので、バッテリーの駆動時間を優先する場合は、予備のバッテリーか外付けのバッテリーを取り付けるなどの工夫が必要になってきます。
なお、普通の性能のCPUの場合は、これらの事は考える必要はありません。
また、CPUの製造メーカーとしてインテル社とAMD社の2社がメインとしてありますが、ソフトウェアの開発に使うなどの場合を除いて、どちらを選んでも問題ありませんし、競合することも少ないです。
仕事に使いたい場合のパソコンの選び方
何の仕事なのかによって選ぶべきパソコンは違います。
携わる仕事や、仕事内容で選ぶべきパソコン性能が違うからです。
性能に大きく関係するパーツがCPUです。CPUとは中央処理装置の事で、パソコンの心臓部となります。
パソコン全体の処理速度に大きくかかわっています。
CPUの性能を表すクロック数と、core数
CPUの性能を表すのにクロック数と、core数があります。
クロック数とはCPUの情報処理速度を表します。
core(コア)は、パソコンの脳にあたるCPUの中心部です。
coreの数が多いほど、処理を効率良く行え、高性能なパソコンとなります。
core数は型番で見分ける事ができます。
お仕事内容によって必要となるcore数も違いますので、core数を意識してパソコンを選ばれる事をお勧めします。
メールやOfficeソフトを使うだけならcore i3のパソコンで十分
お仕事内容が、一般用途であるメールやOfficeソフトを使うだけならcore i3のパソコンで十分です。
インターネットや音楽、画像、動画等の視聴がお仕事で必要という方にはCore i5以上のパソコンが必要です。
Core i5以上であれば、CPU性能に余裕がある為、インターネットをしながら音楽視聴を行うなどの複数の並行作業時にも快適です。
3Dゲーム、画像や動画の編集などのお仕事には、Core i7のパソコンが必要となります。
お仕事用のパソコンは、購入されてから買い替えされる迄の間、比較的長期で利用される事が多いと思います。
お仕事内容に合わせて、適した性能のパソコンを検討してください。